川崎市岡本太郎美術館と共催で実施する本賞は、いまや現代芸術の登竜門と称されるまでになりました。
これまで12,388人(組)の応募があり、 460人(組)の方々が入選をはたしました。
そして、その多くのアーティストが現代芸術の最前線を先導しています。
23回を迎えるにあたり「時代を創造する者は誰か」を問う本賞を、創作活動に邁進する多くの方々に広く応募を呼びかけ、意義ある事業として今後とも全力で取り組んで参ります。
応募締め切り
2019年9月15日
概要
◆主旨◆
時代を創造する者は誰か!
1954年、岡本太郎43歳のときに出版された『今日の芸術』。
この本には、「時代を創造する者は誰か」というサブタイトルがつけられていました。
1996年、岡本太郎没、享年84歳。
その直後、岡本太郎記念現代芸術大賞(2006年 岡本太郎現代芸術賞に改称)、通称「TARO賞」が創設されました。
彼の遺志を継ぎ、まさに「時代を創造する者は誰か」を問うための賞。
今年は第23回をむかえます。
「時代を創造する者は誰か」—–この半世紀前の太郎の真摯な問いかけを胸に刻んで、創作活動に邁進する方々の、幅広い応募を呼びかけたいと思います。
応募規程に沿う作品であれば、その形状、技法等はまったく自由。
美術のジャンル意識を超え、審査員を驚かす「ベラボーな」(太郎がよく使った言葉です)作品の応募を期待しています。
◆応募資格◆
- 作品を自ら創作し、その著作権を有する個人または団体。
- 国籍・年齢及びプロフェッショナル・アマチュアを問いません。
◆作品の規程◆
- 表現の技法は自由です。
- 作品の大きさは、平面(高さ5m×幅5m)、立体(高さ5m×幅5m×奥行き5m)の範囲におさまるように考えてください(野外作品は除く)。
展示の際は、配分された展示スペースに応じて設置サイズを調整していただきます。 - 映像機器が必要な場合、機器と配線は作家自身が用意してください。
また展示に必要な所要電力量(W)を明記してください。 - インターネット回線が必要な場合は作家自身で用意してください。
- 応募用紙には、作品に使用する素材をすべて明記してください。
カビや虫等、他の作品及び館内に影響を及ぼす危険が事前に判断された場合、または事態が生じた場合は、入選後でも該当作品を変更ないし撤収となる場合があります。
作品に使用する素材には、他に影響を及ぼさないものを使用し、事前にカビや虫を殺す処置(くん蒸)を施すなど、応募者の責任において十分な留意と対処を行ってください。 - 新たな視点や表現技法によって創作された芸術作品で、第三者の著作権、肖像権、その他一切の権利を侵害していないものに限ります。
- 過去に、他の公募展で入賞した作品及び商品化された作品は応募できません。
- 展示室内での応募作品、関連商品の販売、もしくは販売に類する表示、呼びかけはできません。
- 入選が確定した後、作品のタイトル、形状、構成、素材などが著しく応募作品と異なる場合は入選を取り消すことがあります。
◆応募方法◆
- 応募者は“応募用紙”(※HPからもダウンロードできます)に必要事項をすべて記入してください。
また、過去の作品の資料等を応募用紙とは別に、市販のファイル等で(A4サイズに限る)添付することができますが、原則として紙に出力したものに限ります。
DVDやCD等で画像データのみを添付しないでください。
映像や音楽等の作品にかぎり、DVDやCDを添付することができます。
なお、資料の返却はできませんので、ご了承ください。 - 出品料は無料です。
但し、応募に関する一切の費用は応募者の負担となります。
また、入選作品の搬入・搬出、下見や授賞式、展示に要する費用等も応募者の負担です。 - 第一次審査の結果を送付するための返信用封筒(返信先の住所・氏名を記入し、84円切手を貼った定型封筒 12.0 ×23.5cm相当)を同封してください。
- 応募作品は一人一点といたします。
- 他の公募展との併願はできません。
- 締め切り日は9月15日消印有効とします。(但し海外からの送付分は9月15日必着。)
- 同封するもの
□ 応募用紙
□ 第一次審査結果送付用の返信封筒(返信先の住所・氏名を記入し、84円切手を貼った定型封筒 12.0 ×23.5cm相当)
※お申込みの際にご記入いただいた氏名、住所などの個人情報は、個人情報保護法その他関連法令を遵守するとともに、その情報の運用については、主催者が適正に管理し、TARO賞に関する送付や連絡など業務に必要と思われる目的のみに利用いたします。
◆審査◆
- 第一次審査/応募者より提出された応募用紙により第一次審査を行い、入選作品を決定します。
- 結果発表/応募者全員に11月上旬に通知いたします。
- 第二次審査/第一次審査の入選者は、作品を指定の期日に指定の場所に搬入・設置してください。展示作品により第二次審査を行い、入賞作品を決定します。
- 審査は「現代芸術賞審査委員会」によって厳正に行います。審査結果、入落選の理由等のお問い合わせには応じられません。
◆審査員◆
- 椹木野衣 :美術批評家/多摩美術大学教授
- 平野暁臣 :空間メディアプロデューサー/岡本太郎記念館館長
- 北條秀衛 :川崎市岡本太郎美術館館長
- 山下裕二 :美術史家/明治学院大学教授
- 和多利浩一:ワタリウム美術館キュレーター
(50音順)
◆賞及び賞金◆
- 岡本太郎賞 200万円 1名
- 岡本敏子賞 100万円 1名
(上記受賞者2名には岡本太郎記念館にて作品展示の機会が与えられます)
- 特別賞 総額50万円 若干名
◆入選作品の公開◆
入選並びに入賞作品は、様々な機会をとらえて公表するとともに、2020年2月14日~4月12日に川崎市岡本太郎美術館で開催予定の「第23回岡本太郎現代芸術賞展」に展示されます。
なお会期中(2月14日~3月下旬)には、来館者による入選作品の人気投票も行います。
上位の方には記念品を贈呈いたします。
◆入選作品の注意事項◆
- 入選作品は「第23回岡本太郎現代芸術賞展」の会場に、各自が責任を持って搬入・設営および撤収・搬出を行ってください。
各作業は指定の期間内で終了するように厳守してください。
なお、搬入・設営および撤収・搬出の作業中(高所作業を含む)の事故等は、主催者は責任を負いません。 - 作品の展示にあたっては、美術館職員と協議し、施設の条件を遵守してください。
また、撤収時には必ず原状回復をしてください。 - 展示会期中には、作品は簡単な操作で電源の入切ができるようにし、会期終了まで確実に動作し続けるように制作してください。
会期中の作品のメンテナンスは、作家が各自で行ってください。 - 会期中に館内外でパフォーマンス等を行う場合は、美術館職員と協議し、施設の条件を遵守するとともに、各自で必要な保険に加入してください。
- 作品の著作権は応募者に帰属しますが、主催者が行う作品の撮影、印刷及び広報に関する写真、情報提供についてはそれを許諾することを条件とします。
また、「第23回岡本太郎現代芸術賞展」では、来館者による展示室での撮影ならびにSNS等での情報発信を可能としますので、あらかじめご了承ください。 - 入選作品の取り扱いには万全を期しますが、万一破損した場合には、主催者は責任を負いません。必要と思われる方は、各自で保険に加入してください。
- 展示上、支障が生じた場合は、作品の撤去について協議することがあります。
◆主なスケジュール◆
- 応募期間: 2019年7月15日~9月15日
- 第一次審査発表: 2019年11月上旬
- 入選作品 事前搬入: 2020年1月下旬
- 入選作品 展示設営: 2020年1月25、26日
- 第二次審査: 2020年1月下旬
- 審査発表・授賞式: 2020年2月13日
二次審査の結果は授賞式にて発表します。入選者は授賞式に必ずご出席ください。 - 第23回岡本太郎現代芸術賞展: 【会期】2020年2月14日~4月12日
※上記日程は、都合により変更になることがあります。
<お問い合わせ及び応募先>
川崎市岡本太郎美術館 TARO賞係
〒214-0032 川崎市多摩区枡形7-1-5
Tel : 044-900-9898
http://www.taromuseum.jp
主催団体
公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団・川崎市岡本太郎美術館