行橋市は九州の北部、福岡県の瀬戸内海に面した、歴史豊かな人口約7万3千人の暮らしやすい町です。
古代はヤマト王権の九州における拠点として、また近世は米や農産物の集積地、積み出し港として繁栄し、大商人たちが活躍していました。経済力を背景に豊かな文化土壌が形成され、伝統文化として500年の歴史をもつ社頭連歌が全国で唯一この地域には残っています。近年は北九州一帯の工業化の波に押され、それまでの商業都市の機能が低下し、ベッドタウン化が進んで伝統文化の担い手も減少してきました。
2015年に、「かつての文化の輝きを今に」との思いから、国際公募彫刻展「ゆくはしビエン ナーレ2017」をスタートさせ今回で4回目となります。
誰もがいつでも鑑賞できるように、ブロンズによる人物像を広く世界に呼びかけて募集します。大賞作品は多くの市民が訪れる市内の公共空間に設置します。
したがってテーマは「公共空間に設置するにふさわしい知識・知性を具現化した歴史上の人物」としました。世界文化の向上に貢献した歴史上の人物であれば、洋の東西を問いません。
本展の特徴は具象彫刻に限定していることです。
彫刻芸術の領域が果てしなく広がっている現在、有史以来、特にギリシア・ローマ以来の伝統に立つ人体表現を再評価しつつ、新たな人体彫刻の可能性を追求しようとする試みです。「具象彫刻」の定義を更新してゆくような挑戦的な作品も歓迎します。
この事業を通して行橋市は、文化創造都市を目指します。
多くの作家の皆様の参加をお待ちしています。
応募締め切り
2022年3月31日(木)
概要
賞
- 大賞 1 点 / 賞金1000万円
- 該当者なしとする場合があります
- ブロンズ制作費、及び作品搬入費込みとします。
- 完成作品の所有権は市に帰属します。
- 市民賞 1点 / 賞金20万円
- 入賞作品の中から市民投票で決定します。
- 子ども大賞 1点 / トロフィー
- 入賞作品の中から行橋市内の小中学生の投票によって決定します。
- 入賞 5点以内 / 賞金10万円
- 第1次審査通過者とします。
※応募いただいたマケット、及び頭部像の所有権は市に帰属します。
テーマ
公共空間に設置するにふさわしい知識・知性を具現化した歴史上の人物
受付期間
2021年12月1日(水)~2022年3月31日(木)
応募資格
- 年齢、国籍は問いません。
※原則大賞受賞者は授賞式(2023年3月を予定)に出席ができることを条件とします。 - 個人またはグループで応募してください。
応募作品は1人1点、1グループ1点とし、未発表のものに限ります。
応募条件
- 具象彫刻とします。
- 完成時の素材はブロンズとします。
- 完成サイズは等身大とします。
- 台座のサイズ等については大賞決定後協議します。
応募方法
応募申込書(フォーム※公式ホームページ内)に必要事項を記入のうえ、下記の条件を満たしたマケット、及び頭部像の写真データまたは映像をお送りください。
- マケットのサイズは、立像の場合、台を含め高さ55cm以内、幅30cm以内、奥行30cm以内とします。
- 座像などの場合は、立像を基準として制作してください。ただし、座像の場合も台を含め、高さ55cm 以内とします。
- 頭部像のサイズは、台を含め高さ55cm以内、幅30cm以内、奥行30cm以内の実寸大(完成品と同サイズ)とします。
写真の場合
マケット、及び頭部像それぞれを10枚、すべての角度から撮影した写真データをCD-RまたはDVD-Rで送付してください。ファイル形式はJPEGとし、ファイルサイズは7MBまで対応します。
500万画素[ 300dpi( 幅105mm×高148mm) ]を推奨。
映像の場合
マケット、及び頭部像それぞれを1分間すべての角度から撮影した映像をCD-RまたはDVD-Rで送付してください。また、正面・両側面の写真(紙、データは問いません)を5枚添付してください。
ファイル形式はwmv、avi、mpeg4、movのいずれかとします。
注意
- 応募料の振込が証明できるもののコピーを 1 部添付願います。
- 作品を説明できる資料(プランドローイング、CG、スケッチ等)の添付も可能です。
- 添付された記憶媒体、写真データ、及び映像、説明資料等は、返却しません。
主催団体
ゆくはし国際公募彫刻展実行委員会